―― 当時の課題とコンサルティングの導入経緯

　生産設備の移動や据付の業務には、狭い作業ヤードや他の業者との兼ね合いが多いため、非常に高い施工技術と管理能力が求められます。当社はこの分野において高い評価を頂いています。
 
　大手企業との取引も大きくなり、いよいよ会社が組織として機能する必要性を強く感じていました。技術も高く、真面目に汗を流す現場を任せられる社員はいるものの、今後の会社の成長のためには、こちら側で、業務を改善したり、管理する人材を育てる必要がありました。
 
　そして、今後さらに取引を拡大するために、大手との取引で通用するだけの社員のマナーや安全・技術などのスキルアップと、会社全体としてのレベルアップも急務でした。
 

―― コンサルティングの内容とその成果

　会社経営において、PDCAを回し、一歩一歩確実に成長すること　そして、人を活かすためには仕組みが大事だと言うことが、改めて理解できました。
 
　そして、現在は、実際にそのサイクルが回っており、その効果を感じることができています。コンサルティングでは、そのために構築すべき要素は明確に示され、一つ一つ進めることができました。
 
　事業戦略の検討により、本当の自社の強み、そしてターゲットも明確になり、自社の狙う市場の大きさと自社の優位性も確信できました。
 
　そして、営業面では、ほぼ社長である自分のみで行っていたこともあり、営業部隊およびその営業管理の仕組みも必要でした。営業の仕組みも回り、他大手数社との取引も開始することができました。
 
　売上げは、年商３億が２期後に年商４億を達成、次期は年商５億２千万を目標にしています。
　業務の見える化を進めることにより、工事の進捗が全員で把握できるようになりました。また、管理部との書類や手配などの連携もスムーズに進むようになりました。
 
　当初、仕組みやマニュアルについて肯定的ではなかった社員も、現在は、率先して意見を出すようになり、改善をするサイクルができています。社員全体に、考えるという意識とその力が付いてきていることを感じています。
 
　社員には、こちらの期待をしっかり伝えること、そして、社員と共に考えることの大切さ、また大変さと忍耐を気付かせてもらいました。　全く無かったものが出来上がり、会社全体が良くなる確信を持ちました。
 

―― 最後に

　コンサルティングの指導は、大変実践的であり、親身であり、特に大きな負担を感じることはありませんでした。説明の中で、儲かっている他社の事例も多くあり、モチベーションも高められました。自社のカラーが間違っていないことに確信を持ち、色々な良い所をさらに強められたと感じています。