No.41:人の育成の順番 決める⇒マニュアル⇒訓練⇒教育

仕組みをつくり、そのあとに教育訓練を行います。
仕組みがないうちに、教育訓練はできません。

 
仕組みとは言い換えると、仕事のやり方を決めること、
そして、その決めたことを守らせることを意味します。
 
・当社の電話の出方はこうしてください
・営業で最初の訪問は、このようにヒアリングしてください。
・チラシ作成の際はこのような点に気を付けて制作してください。

これを会社として決めることが、仕組み作りの一歩になります。

そして、この決めたことをまずは出来るようにすることを「訓練」といいます。「訓練」とは、手段(最低限のそのやり方の型)を身につけることです。
剣道、テニス、どんなスポーツでも基本となる型があり、その型を覚えることが第一歩になります。


そして、目的から考えて応用できるようにするのが「教育」といいます。
型通りの手段を身に付ければ、仕事の8割は対応できますが、残りの2割は自分で考えて目的にあった対応を選ぶ必要があります。
スポーツでは、まずは素振り、足の使い方、それぞれができるようになる、そしてそれを統合して試合を戦うのです。


人の育成は、この2段階の取組があると考えてください。


営業部門に新人が入社しました。
その新人には、自社のサービスの内容と説明の仕方をまずは教えます。
そのために、マニュアルを使い説明をします。

そして、先輩に対しロールプレイングをやらせ、型を覚えさせます。
これが訓練です。

訓練は、新人の戦力化やルーチンワークに向きます。どんな仕事でも、まずは作業ができることが必要です。

そのサービスの説明の型に沿って出来るようになると次の段階に移れます。
徐々に応用を覚えること、すなわち目的から考えることが必要な段階になります。
・社長には、大雑把に知りたい方が多い、資料一枚で短く説明しよう。
・担当者様の興味がまだどこにあるかを探る。1ページ進んでは感想や
  質問を求めてみよう。

という具合にアレンジや応用ができるようになります。
このように目的から考えて自分で応用できるようにするのが、教育です。
教育は、ベテランの育成やイレギュラー対応に向きます。

 
この教育は、先の訓練で基本ができているからこそ出来るのです。
自社のサービスの説明が、自分の事務所という環境で先輩に対しできないのであれば、実際にお客様を前にして出来るはずはありません。
訓練の土台があって、初めて教育なのです。


そして、訓練をするためには、その覚えるべき型を、本人にしっかり伝えることが必要になります。そのためには、成文化されたマニュアルが必要になります。
そして、そのマニュアルをつくるということは、自社でのやり方がしっかり決まっており定義されている必要があります。
自社のサービスの説明の仕方がバラバラ、自社のサービスのPR内容やその言葉がバラバラでは、ダメなのです。
 
会社で人を育てるということは下記の順になります。
1.自社でのその仕事のやり方を決める
 ↓
2.決めたやり方を文章にする(マニュアル)
 ↓
3.マニュアルで説明し、まずは手順を出来るようにする(訓練)
 ↓
4.目的から応用できるように、経験させその都度指導する(教育)

この順を守ることで、人は育つことができます。
人を育てることができます。

短い期間で戦力化できるようになります。
その社員も、早く成果が自分で出せ、やる気につながります。定着もします。
そして、自分で新たなやり方に改善することもできます。


これがその会社の仕組みであり力なのです。
 
この仕組みがないと、人が育つことが遅くなります。
本人もなかなか成果が出せずやる気がでません。退職も多くなります。
書面ではなにもないために、改善することもできません。
仕組みがないのです。


よく「教育が大切」といいまずが、
仕組みもない
マニュアルもない
自社のやり方の定義もない
これでは教育はできません。


多くの中小企業で行われている教育とは、「人間性の教育」です。
人とはどうあるべきか
どのような心構えが必要か。
このような取り組みは確かに必要ですが時間がかかります。

それより先に彼らに必要なのは、目の前の作業を上手にできること、
その結果、顧客に奉仕し感謝されるという体験です。


人の育成の順番 決める⇒マニュアル⇒訓練⇒教育

矢田祐二
矢田 祐二

経営実務コンサルタント
株式会社ワイズサービス・コンサルティング 代表取締役
 
理工系大学卒業後、大手ゼネコンに入社。施工管理として、工程や品質の管理、組織の運営などを専門とする。当時、組織の生産性、プロジェクト管理について研究を開始。 その後、2002年にコンサルタントとして独立し、20年間以上一貫して中小企業の経営や事業構築の支援に携わる。
 
数億事業を10億、20億事業に成長させた実績を多く持ち、 数億事業で成長が停滞した企業の経営者からは、進言の内容が明確である、行うことが論理的で無駄がないと高い評価を得ている。
 
 

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