No.375:成功するための条件:経営者は、この質問に即答できること。

№375:成功するための条件:経営者は、この質問に即答できること。

最初のビールを一口含み、私は訊きました。
「最近、何を考えていますか?」
 
すぐに答えが返ってきます。
「最近は、どうすれば100億になるかばかりを考えています。」
 
この日は、昔のクライアントとの会食でした。
その会社は、上場はしていないものの、現在年商30億を超えています。
 
久しぶりに食事でも、とお誘いを受けました。
無料の相談会です(笑)
 
食事が終わり、タクシーを待っている時に、言われました。
「今日は、ありがとうございました。やっぱり自分一人で考えていてもダメですね。」


成功するために必要なことは、大きく2つあります。
この2つは、経営だけでなく、すべての分野、そして、すべての人に当てはまることです。
 
それは、「フォーカス」と「コンスタンス」です。
 
フォーカス、すなわち、集中です。
 
その道でプロと呼ばれる人達は、例外なく、その対象にフォーカスした生活を送っています。それにフォーカスするから、能力も経験も積み上げることができます。そして、フォーカスすることで、その周辺の情報に敏感になります。その結果として、アイディアも降ってきます。
 
そして、コンスタンス、すなわち、持続です。
 
人生の数年、十数年、数十年という期間、それにフォーカスした状態を続けます。休むことはあっても、基本そのことばかりを考えています。
目標を定めそれをクリアする、を繰り返していきます。その結果、何か大きなものを得ることになります。
 
フォーカスとコンスタンスにより、成功を得ることができます。
 
フォーカスに関して重要なことは、「自分が何にフォーカスしているかを知っている」ということです。
「自分は今、〇〇にフォーカスしている」と答えられる状態です。それをやることで、道が切り開けることを解っているのです。
 
そして、「そのフォーカスするものが合っていること」です。
それが間違っていれば、やはり遠回りすることになります。
正しい選択をするために、勉強したり、人にアドバイスを求めたりもします。
 
そういう意味では、「フォーカスするものを、考える時間をつくること」が最も重要なこととなります。
 
自分の人生で何を成し得たいのか。向こう5年のテーマは何か。長期的にフォーカスするものを考えます。
そして、今年は何を達成するのか。今月は、何をするのか。そして、今週は、と細かくしていきます。
 
それを考える時間をつくるからこそ、「明確で」、「最高の(その時点での)」のフォーカスする先を選べるのです。


フォーカスする先を決めると、次は、コンスタンスに続けることが必要になります。続けることには、強い精神力が必要という認識がありますが、それは正解ではありません。
 
「コンスタンスに続ける」とは、技術なのです。その技術を習得しているかどうかになります。
 
コンスタンスに続けるためには、自分以外の何かをコントロールすることが必要です。それにより、自分に強制力をかけていきます。
「チームをつくり誰かと一緒にやる」、「お金を払いスクールに通う」、「図書館などの集中せざるを得ない環境に身を置く」。
自分では続かないことに、先回りして手を打っておくのです。
 
この技術を行使し、そして、習慣化するまで頑張ります。
習慣化すれば、それほど自分の心と戦わなくても続けることができます。
 
コンスタンスに続けることが、確実に自分を成功に近づけてくれます。


この逆をすれば、成功からは程遠い状態になります。
自分がいま何にフォーカスしているのか、答えられません。
また、それを考える時間も取っていません。当然、それを勉強することもありません。読書も唯の趣味になります。
 
そして、何かをやろうと決めても、「自分で」続けようとします。
これは、最初から負けが見えています。取り掛かる度に、いちいち迷うことになります。そして、「今日ぐらいはいいかな」と止めてしまうのです。
 
フォーカスもしていない、コンスタンスに続けるのも苦手。この状態であれば、何も成し遂げられなくて当然なのです。
 
成功者は、フォーカスするものを慎重に選び、それを得るためにコンスタンスに続けることをします。
 
成功できない人は、フォーカスするものを持たず、そして、コンスタンスに続けることを苦手としています。
 
この差は、歴然なのです。
前者の人生は充実したものになり、後者の人生は平凡なものになります。
また、前者の心は静かに燃えています。後者の心は、上げ下げが大きくなります。


この成功の条件は、組織にも当てはまります。
組織にも、フォーカスとコンスタンスが必要です。
 
この組織は、向こう3年、何にフォーカスするのか。
また、この1年、3年、今月、何を達成するのか。
多くはできません。それを、厳選し指示を出します。
 
そして、コンスタンスに続けていきます。
その月々で目標を達成することで、一年の目標を達成することになります。
続けるからこそ、3年後の望んだ状態が得られるのです。
 
組織がフォーカスするべき先を記したものが、経営計画書になります。
経営計画書には、フォーカスすべき事業や商品、エリアなどが明確に書かれています。また、各部には、今期のフォーカスしてほしいものとして目標が与えられます。
 
そして、月例の会議では、来月のフォーカスするものを確認します。そのプロセスと役割を明確にします。
 
定期面談では、其々の社員に「君は、これにフォーカスしてくれ」と明確に伝えます。
 
これを、コンスタンスに続けてきます。
経営計画書を作成する、月例会議で進捗と次の行動を明確にする、定期面談を半期に一度行う。他にも、各部の定例ミーティングや仕組みの見直しが仕込まれています。そこには、組織としてコンスタンスに続ける仕組みがあるのです。
 
組織の構成員が怠けたり、忘れたりしないような仕掛けが張り巡らされています。
 
フォーカスするものを明確にする。そして、コンスタンスに続ける。
組織として、この繰り返しを坦々とすることで、その多くを得ることになるのです。会社は、坦々と変わっていきます。坦々と成長し、坦々と大きくなるのです。組織の成功の条件も、個人のそれと全く同じなのです。
 
 
フォーカスする先が書かれていない経営計画書など、全く意味がありません。
各部の目標、すなわち、今期フォーカスするものが解らなければ、当然、社員は何も動くことはありません。
 
そして、月例会議をまともに開催できていません。その会議で、何をやるかが決まっていません。社長だけが話している、または、案件の確認だけになります。来月、何をするのかを明確にしない月例会議なのです。
 
個人に対してもフォーカスする先をしっかり伝えていません。「この半年は、これを成し遂げてくれ」、「この技術を習得してくれ」。これが無いので、本人は、今日も昨日と同じ作業を同じレベルで続けることをします。そこには、成長が無いのです。
 
フォーカスする先もない、継続する仕組みも無い。
そんな組織が、大きな成果を得ることは無いのです。そして、成長を続けることも無いのです。
 
 
「今、何にフォーカスしていますか?」
まずは、経営者が、この質問に、即答できる必要があります。
 
 
(超要約)
・今、何にフォーカスしているかを明確に持つこと。
・そして、日々、その実現に邁進すること。
・組織にもその機能をもたせること。
・しからば、絶対に成功する。

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