No.45:会社の強さは「スピード」、スピードのある会社をつくる。

コンサルティングをしていると、ある尺度でその企業の力を測ることができます。
その測る尺度は、
「スピード」です。

いいと思ったことをすぐに取り入れ、実行するスピードです。
企業の強さとは、「変化するスピードの速さ」です。

企業は日々変わりゆく顧客の欲求の変化をいち早く察知し
それに合わせ決断的な意思決定を行い、
それを実行実現していく。
当然、間違いはあるので、すぐに修正を加える。
これの繰り返しです。

このスピードが遅ければ、ライバルに先を越されることや
顧客からは呆れられたり、飽きられたりすることになります。

 
コンサルティングの指導を、毎回下記のようの流れで行います。
・レクチャー用の資料を使い、考え方ややり方などを説明します。

・他社のサンプルや事例をお見せしてイメージをより強くします。

・ディスカッションを行い、自社への取り入れ方の方向性を決めます。

・次回までにまとめておくようにお願いをします。

そして、次回
・そのまとめた資料について再度ディスカッションを行い、完成度を高くします。
 
そして
・どう社内でどう実行していくかを確認します。

 
これが基本の流れです。
この意思決定からまとめ、実行までの流れにより、確実にひとつひとつ仕組みが出来上がります。

順当に進めば、11ステップしっかり、この流れを繰り返していれば、かなり社内の仕組み化や組織化は進んでいるはずです。
でも残念ながら、全部の会社がそのように狙いどおり進むわけではありません。
やはりスピードに差がでます。


業務の見える化のために、ホワイトボードを活用することを指導するケースがあります。
ホワイトボードを使って、案件の進捗が誰にでもアナログ的に解るようにすることによって、管理ができるようになります。


A社の場合:その打合せの場で、社長はラフなスケッチを書き出しました。そして、次回までに、再度見直しを行い、発注しますと約束をしてくれました。
そして、2週間後に訪問すると、そのホワイトボードは壁にセットされていました。


B社の場合:担当者を呼び、説明をし、案の作成を依頼しました。
そして、2週間後に訪問すると、紙に書かれた案を社長は初めて確認し、私がいる場でその担当者と意見交換をはじめました。


C社の場合:同様に担当者を呼び、説明し、案の作成を依頼。
2週間後の訪問時、担当者は、手書きで書いたラフスケッチを持ってきました。
直前にやったのがわかるレベルです。
それを社長は叱ることもしません、そのまま、意見交換を始めました。
この会社はこのホワイトボードの完成に4か月がかかりました。


これが力の差です。
いいと思ったことはすぐに取り入れる社長、
そして、仕組みを自らつくる社長、
社員に依頼したことをしっかりやらせきる社長、
これが強い会社の正体です。

これの積み重ねが企業の変化のスピードになります。
数名の社員しかおらず、社長パワーでひっぱる規模であれば、このような形でスピードが遅くなることはありません。
社員が増え、壁にぶつかる規模でこのような問題が起きます。


社長は、いままでどおりのスピードで
どんどん手を付け、どんどん会社を変えていくためにも、
その規模の経営の仕方を学ぶ必要があります。

 
ちなみにA社のホワイトボード、2か月後に再度つくり直しとなり、元のものは廃棄となりました。使ってみるとやはりいろいろ改善点がわかるものです。
使ってみないと解らないのです。
それでいいのです。


商売とは、スピード合戦です。
もっとも価値があり、貴重なものは時間です。


会社の強さは「スピード」、スピードのある会社をつくる。

矢田祐二
矢田 祐二

経営実務コンサルタント
株式会社ワイズサービス・コンサルティング 代表取締役
 
理工系大学卒業後、大手ゼネコンに入社。施工管理として、工程や品質の管理、組織の運営などを専門とする。当時、組織の生産性、プロジェクト管理について研究を開始。 その後、2002年にコンサルタントとして独立し、20年間以上一貫して中小企業の経営や事業構築の支援に携わる。
 
数億事業を10億、20億事業に成長させた実績を多く持ち、 数億事業で成長が停滞した企業の経営者からは、進言の内容が明確である、行うことが論理的で無駄がないと高い評価を得ている。
 
 

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