No.52:仕事の成果でなく、その取組姿勢を褒める(定着する)

褒めることを、「よくできたことを認める」と考えるのでなく
「部下を褒める = 期待する行動の定着を促進する」と考えること。
褒めることで部下にメッセージを届けます。
「その行為は良い行為です、今後も続けてください」


その時には、その部下の対象とすべき行為を、その成果とその姿勢とで、弁別し考えることが必要です。
私たちはよくこういうことをいいます。
「やる気をもって前向きに取んでくれれば十分である」
そうです、前向きな姿勢で、積極性を持って意見を言ったり行動をしてくれることを望んでいます。


でも、そうではないことをしてしまっていることは多くあります。

それは、その姿勢でなく、
その成果をみてコメント(評価)してしまうことです。

部下が改善提案を持ってきました。
上司であるあなたは、その改善提案書を見て
「これは前に検討したことで一度否決している」
「こんなの出来るわけないだろう」
「君に期待しているのは、このレベルの提案ではない」
などを言う。


これらは部下に対して、成果を求めたメッセージなります。
そして、合わせて別のメッセージを送ることにもなります。
「改善提案しなくていい」と。

成果に対して厳しい評価をしたために、前向きな姿勢も否定されたと受け止めたのです。 部下は、やる気をなくし、二度とそのような提案をしようとはしません。

こういうときの正しい対応は下記になります。
部下が改善提案を持ってきました。
まずはその姿勢を褒めます。
「お!提案か、いいね!ありがとう。」
これにより、その前向きな姿勢は良いということが本人に正しく伝わります。

それから、その成果(内容)を見ます。
それに対し、コメントをします。


必ず姿勢について褒めることが大切です

これは、子供の教育でも同じです。
子供が、テーブルの上で頭を抱えて勉強をしています。
覗き込んでみると、簡単な問題です。
そんな時に「こんな問題もできないの!」と言えば、本人はやる気を失うことでしょう。 

親としては「おお、頑張っているね」と言えばいいのです。

まだ、未熟な人材は、仕事に対して自信がありません。
そして、仕事というものは実に難しいものです。
その仕事に対して、やる気を起こして取り掛かろうとしています。
でもそのやる気は、少しのことで崩れ去るものなのです。

その部下に対し、
「その姿勢は正しい、素晴らしい。その姿勢でこれからも頑張れば、いい成果が得られるよ」と、正しくメッセージを伝えることです。
それにより、その前向きな姿勢を定着することができます。

矢田祐二
矢田 祐二

経営実務コンサルタント
株式会社ワイズサービス・コンサルティング 代表取締役
 
理工系大学卒業後、大手ゼネコンに入社。施工管理として、工程や品質の管理、組織の運営などを専門とする。当時、組織の生産性、プロジェクト管理について研究を開始。 その後、2002年にコンサルタントとして独立し、20年間以上一貫して中小企業の経営や事業構築の支援に携わる。
 
数億事業を10億、20億事業に成長させた実績を多く持ち、 数億事業で成長が停滞した企業の経営者からは、進言の内容が明確である、行うことが論理的で無駄がないと高い評価を得ている。
 
 

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